鴨川の水源地にあたり、水の神様を祀る古社「貴船神社」は80段ほどの参道に並んだ朱色と青もみじのコントラストが印象的。穏やかな初夏の気候の中、青もみじは心を癒してくれる自然のパワーに溢れています。貴船は9月下旬まで川床料理を楽しめる京の奥座敷としても知られています。サラサラと流れる貴船川の音色に耳を傾けながら、青もみじに包まれると心まで浄化された気分になります。
地域名の貴船「きぶね」とは異なり、水神であることから濁らずに「きふね」と呼びます。
貴船神社は全国に500 を超える貴船神社の総本宮で、天武天皇の御代、白鳳6年(677)にはすでに御社殿が造られていたという、京都でも屈指の歴史を誇る神社です。
貴船神社は水神である高龗神を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰されてきました。