2016年ニューヨークタイムズ誌から、世界中の訪問すべき52都市のひとつにイタリアの唯一の町として選ばれ、ヨーロッパで最も革新的な街の第2位となったトリノは、色々な面で特別な都市です。芸術と文化、コスモポリタンな魅力に溢れ、栄華を誇る過去の歴史と、街角で感じられる未来の空気が隣り合わせの魔力を持った街です。
街の中心部に位置するカステッロ広場、パラッツォ・レアーレ、ポー通りのポルティコ、ヴィットリオ・ベネト広場、歴史的なカフェやエジプト美術館、そして映画ミュージアムのあるモーレ・アントネッリアーナまで、トリノは名所に恵まれた街です。
名所から少し離れたトリノの真髄を発見することができます。例えばナイトライフの中心地サン・サルバリオは、工場の跡地で街の南部にあります。ここには多くのレストランやワインバー、オステリアやクアドリラテーロ・ロマーノと呼ばれるサンタ・テレザ通りからコンソラータ通り、レジーナ通り、9月20日通り界隈は特に賑わっています。もしくは昔の工業地帯でポー川とドーラ・リパリアを挟むエリア、ヴァンキリアまで進むと、細い路地や小さな広場に沢山の面白い店やバーがあります。では、お勧めのスポットをご紹介します。
観光スポット
Parco Dora
工場の跡地を利用した新しい公園で、ドイツ人庭師ピーター・ラッツがデザインしました。80年代までは街の中心部から北部へ向かって、ミシュランやヴァルドッコの工場がドーラ川に沿って並んでいました。
映画ミュージアム
イタリアで唯一の映画に関するミュージアムです。舞台装飾家のスイス人、フランソワ・コンフィーノがデザインした魅力溢れるミュージアムです。トリノのシンボル的な存在のタワーの最上階までエレベーターで登れます。
コレーニョのVillaggio Leuman
街の外角にあるリバティ・スタイルの村で、スイス系のイタリア人、ナポレオーネ・リーマンが経営していたコットン工場の周囲に作った18世紀を象徴する美しい村です。
フード&ドリンク
Coco’s - Via Galliari 28
とても人気の高いバール・トラットリアで、サン・サルバリオにあります。60年代の写真が飾られた独特な雰囲気で、イタリアの家庭料理が楽しめます。
Soul Kichen
ヴァンキリア地区にあるビーガンとロー・ビーガンのクリエイティブな料理を提供するレストランで、とてもクールな雰囲気です。