前から読みたいと思っていたけれど結局まだ読んでいないことがあります。
疲れているから、仕事が忙しいから、アクティブなことがしたいからなど自由時間があってもなかなか読書は進めないもの。
今なら日差しも延びて、自分のために使える時間もたっぷりある中で、幻想の旅へ出てみませんか?
時代を超えて称賛される文学作品の中から、エドガー・アラン・ポー、エドワード・フィリップス・オッペンハイム、そしてエドガー・ウォーレスの3人の著者をお勧めします。
ミステリー小説は読めば読むほど奥深いもの。
謎を解いたり、殺人事件の真相を暴いたり、それに情熱や愛憎、悲劇、復讐などが絡んでいます。人間の自然な感情が複雑に絡み合い、全ての角度や立場から真実を見つめます。
通常文学作品を読んでいると途中で疲れたり、集中力が途切れて読んでいたページに戻ってもすぐには理解できないことがありますが、ミステリー小説は一気に読み続けられます。Project Gutenbergにて無償でお届けするお勧めの4冊は、シンプルに早く読めて面白い小説です。
エドガー・アラン・ポーのモルグ街の殺人
パリのモルグ街で2人の女性がミステリアスに殺されます。素人探偵デュパンが、全てのドアと窓に内側から鍵がかけられていたこの密室殺人事件を解決します。
では誰が犯人で、どのようにして逃げることができたのでしょう。
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エドガー・アラン・ポーの黒猫
古典的な探偵小説ではなく、死刑宣告された男が殺人に至ったストーリーを語リます。一見よくある妻を殺した話のようですが、超常現象に限りなく近いミステリーの小説です。このミステリーの主役は誰か? 黒猫のプルートのストーリーです。
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エドガー・ウォーレスの辺境の大公
辺境の大公は、フランス人貴族モンヴィレー大公のテキサスからロンドンへ引越した時に出会う昔の敵や罠、トリックなどを描いた犯罪小説というより、謎めいたコメディーという小説です。
引き込まれるような巧みでユーモラスなストーリーです。
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エドワード・フィリップス・オッペンハイムの消えた配達人
ミスター・フェントリンは高齢で車椅子で生活していて無害な様子、周囲の人たちは彼のわがままに付き合い献身的に尽くします。しかしミスター・フェントリンは、ストーリーが進むにつれて性格が暗くなっていきます。実際彼はどんな人物なのでしょう?何を隠しているのでしょう?何かの目的を隠しているのでしょう?
この人物を通して、オッペンハイムの得意とするところ、善と悪の両面を合わせ持つ人間の二面性を描いています。
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